Keyword-ほめる
「いらっしゃいませ〜」
いつもより明るいトーンの声でカフェCoCoオーナーのルルコの声は店内に響いた。
「おはよう。本日のおすすめブレンドで」
リリーは珍しく化粧をして出掛けるスタイルである。
「おはよう。あら?今日はお出掛けなのかしら?」
ルルコが子犬の様にクリクリさせた眼で聞いた。
「そうなの。出張鑑定に行くの」
リリーはいつもと変わらないトーンで答えた。
「いつもの素のリリーさんも好きだけど、今日みたいにバシッと化粧してお出掛けモードのリリーさんはカッコよくて惚れちゃいそう。うふふッ」
ルルコはキッラキラの笑顔から小さなお花が散りばめられてる様に見えるほど輝きながら言った。
「ありがとう。嬉しいわ。ルルコさんも今日は一段とキラキラしてて素敵よ」
リリーはニコリとしながら言うと
「うふふふふッ」
ルルコの笑い声で店内が包まれました。
素敵な1日の始まりです。
本日のキーワード『ほめる』
人は誰でも『ほめられる』と嬉しいものである。
漢字で褒めると誉めるで少し意味が違ってくる日本であるため、ここは平仮名で表現します。
どちらにしても『ほめられる』と心の端っこがくすぐったい感じを受けたり
ふつふつと喜びが湧いてきたり、色んな感情が出ると思いますが、全てプラス感情につながりやすいのではないでしょうか?
いつもと違う服装でカッコよく見えたときに
昔は口にするのが恥ずかしたかった。
良いものを良いって素直に言えなかった…
自分の好みが周りに伝わるのが嫌だったり、尖っていた時期もあった。
それは自分のことしか見えてなかったからだと
大人になって色んなことを学ばさせてもらうにつれ1つずつ分かったこと。
ルルコみたいに素敵と思ったことを口にする、口に出来ることが素晴らしい!
人にほめてもらうと嬉しいのに
人をほめないって…
なんだか、おかしくないかしら?
なら意識して
素敵!良い感じ!かっこいい!綺麗!
美味しい!イケてる!
などの相手が喜ぶ音のチョイスを口にしてみてはいかがでしょうか?
「今日の髪、素敵ね」
「そのネクタイ似合ってますね」
「そのワンピース可愛いね」
会社ですると、今の時代はセクハラ発言になりかねませんので
まずは家族やお友達から、良いところを見つけてほめてみると
ほめた側も何だか良い気分になれます。
Let’s try!
何事も第1歩から始まります。